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□お薬画像
□どんな薬
ノリディは卵胞ホルモンのエストロゲンを含有しない経口避妊薬です。一般的に「ミニピル」と呼ばれております。
「Progestogen-Only Pill」のため、海外では略してPOP(ポップ)とも呼ばれます。
世界的な超大手製薬ファイザーが製造販売しており、日本では流通しておりませんが海外では多くの国で使用されております。
日本で認可されている経口避妊薬は低用量ピルと呼ばれるもので、卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンを少量配合しております。
ノリディなどのミニピルは、黄体ホルモンのプロゲステロンのみを含有した経口避妊薬です。
低用量ピルのような女性ホルモン配合剤には「血栓症」という重大な副作用の発症リスクがあるため、35歳以上・喫煙者・肥満など血栓症の発症リスクが高い方々には懸念される薬剤です。これは、エストロゲンに血栓症を誘発する作用があるためです。
ノリディにはエストロゲンが含まれていないため、血栓症の発症リスクが高い方々も問題なく服用できて安全性が高いことが特徴です。また、授乳中も服用可能です。
ノリディなどのミニピルは日本ではまだ認可されておりませんが、海外では大人気の経口避妊薬です。
ノリディの避妊効果の作用機序は低用量ピルと同様です。
子宮頚管粘液の粘度を増加させ、精子が到達するのを阻害する作用・子宮内膜の質を変えて着床を妨げる作用・排卵を抑制する作用です。また、月経困難症・PMS(月経前症候群)・更年期障害による症状改善にも有効です。
ノリディ服用中は生理が軽くなります。ただし、毎日欠かさず決まった時刻に必ず服用しなければならない・不正出血が現れることがある・避妊効果は高いが低用量ピルの方がより高いというデメリットもあります。
ご自身の体調・生活スタイル・性格に合ったピルを選択しましょう。
□効果・効能
□有効成分
有効成分として酢酸ノルエチステロン350mcg(350μg、0.35mg)を含有しております。
ノルエチステロンは体内から分泌される黄体ホルモンのプロゲステロンと同じ働きをする合成プロゲステロンです。
1951年に開発された古い薬で、数多くの臨床実績があります。そのため安全性と有効性が高いことから、ミニピルとして人気を博しております。
黄体ホルモンのプロゲステロンは、妊娠出産に関わる重要な女性ホルモンです。
排卵日後からおよそ14日間(生理周期において高温期・黄体期と呼ばれる期間)に特に多く分泌され、妊娠を維持するために働きます。
プロゲステロンを日常的に体内に取り入れることで、身体が擬似妊娠状態となることから避妊効果が発揮されます。
□クリニック価格
ノリディは日本でまだ認可されていないため、医療機関で処方してもらうことはできません。
有効成分ノルエチステロン自体は処方医薬品として認可されており、ノルエチステロン5mg(ノリディにおけるノルエチステロンの含有量は0.35mgです。)を含有した黄体ホルモン製剤「ノアルテン」が製造販売されております。
ノアルテンは主に生理不順・機能性子宮出血・黄体機能不全などの治療に使用されておりますが、避妊目的のミニピルとしては適応がありません。
しかしミニピルは海外では非常にメジャーな避妊薬であるため医師の間でも注目されており、国内の一部の医療機関ではノリディなどのミニピルを海外から輸入して取り扱っております。
自由診療であるため全額自己負担で、価格相場は1ヶ月分でだいたい3,000円前後です。
その他、診察料や検査料(内診や血液検査をした場合)が数千円かかります。
□気になる口コミ
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