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フロリコット100mcg100錠

□どんな薬

 

フロリコットは犬猫用のアジソン病治療薬です。
アジソン病とは、副腎皮質から分泌されるステロイドホルモンが不足することによって起こる病気です。ワンちゃんでしばしば認められる病気です。

グルココルチコイドおよびミネラルコルチコイドの不足により、虚弱、体重減少、嘔吐、下痢など様々な症状が発現します。
副腎の機能がある程度以上失われ、さらに動物にストレスが加わると、突然のショックに陥り(アジソンクリーゼ)、緊急の治療対象となります。

このアジソン病の治療にはフルドロコルチゾン酢酸エステルという薬剤が使用されます。
フルドロコルチゾン酢酸エステルはグルココルチコイド作用とミネラルコルチコイド作用の両方を持ち、かつミネラルコルチコイド作用が強いため、アジソン病治療の第一選択になります。

しかし、このフルドロコルチゾン酢酸エステルは輸入薬で原価が高く、先発品を動物病院で購入するとかなりの金銭的負担になります。
このフルドロコルチゾン酢酸エステルのジェネリック医薬品がフロリコットです。

さらにフロリコットはオンライン薬局を使用することで、安く購入することが可能です。
アジソン病は生涯治療が必要な病気なので、フロリコットやオンライン薬局を使用することで、より負担の少ない治療生活を送ることが可能です。

ただし、フルドロコルチゾン酢酸エステルは身体に大きな影響をもたらすので、必ず動物病院で診断を受け、獣医師相談のもとに薬剤を購入するようにして下さい。
また、すでに先発品を使用している場合は、獣医師に相談しその監督の下でフロリコットに変更するようにして下さい。

□効果・効能

 

フロリコットは副腎皮質機能低下症(アジソン病)の維持治療薬の第一選択として使用されます。
フロリコットはグルココルチコイド作用およびミネラルコルチコイド作用の両方を持ち、ミネラルコルチコイド作用が強いステロイド剤です。
Na、K、Clといった血清電解質の吸収・排泄に関わります。

また、血清電解質のバランスを調節することで、フロリコットは身体の血圧にも影響を及ぼします。

また上記の他、関節リウマチ、膠原病ネフローゼ症候群、血流障害等の症状にも影響を及ぼしますので、フロリコットを使用する際は、動物病院にて検査・診断を受け、フロリコット の使用に対して獣医師と相談して下さい。

□有効成分

 

フロリコットの有効成分はフルドロコルチゾン酢酸エステルと呼ばれる成分です。
フルドロコルチゾン酢酸エステルは、ステロイドという種類の薬剤になります。

ステロイドステロイドホルモン)は体内で生合成され、主に副腎の皮質という場所から放出されるホルモンで、副腎皮質ホルモンと呼ばれます。
副腎皮質から分泌されるステロイドホルモン群のうち性ホルモン以外のものを総称してコルチコステロイドと呼びます。

アジソン病は副腎皮質機能低下症とも言い、この病気に罹患した患畜はその名のとおり副腎皮質の機能が低下しています。
副腎皮質の機能が低下すると、副腎皮質ホルモンであるステロイドホルモンの生成量が減り、虚弱、体重減少、嘔吐、下痢など様々な症状が発現します。

そのため、アジソン病の患畜は外部からステロイドホルモンを摂取しなければなりません。
ステロイドホルモンの作用には大きく分けて2つの作用があり、それぞれ

  • グルココルチコイド作用
  • ミネラルコルチコイド作用

と呼ばれます。

グルココルチコイドは糖質コルチコイドとも呼ばれ、主として糖質代謝に関わります。
グルココルチコイドの薬理作用は多岐にわたり、糖質代謝作用、脂質代謝作用、たんぱく質代謝作用、抗炎症作用、免疫抑制作用、抗アレルギー作用、抗腫瘍作用などがあります。

ミネラルコルチコイドは鉱質コルチコイドとも呼ばれ、主として電解質代謝に関わります。ミネラルコルチコイドは腎臓の集合管に作用し、Naチャネルの発現を増加しNaの吸収を促進させ、KとHの尿中排泄を増加させます。

フルドロコルチゾン酢酸エステルはグルココルチコイド作用とミネラルコルチコイド作用の両方を持ち、ミネラルコルチコイド作用が強いステロイド剤です。
フルドロコルチゾン酢酸エステルはアジソン病治療の第一選択として使用されます。

先に述べたとおり、フルドロコルチゾン酢酸エステルは身体に対して様々な影響をもたらすので、投与後は動物病院で血圧や電解質等の血液成分をモニターしながら投与量を調節します。

□クリニック価格

 

フロリコットはオンラインのショップから購入できるため、受け取る手間もかからず、動物病院でフルドロコルチゾンを手に入れるよりもコストがかかりません。
具体的な数字で比べてみましょう。
日本獣医師会による平成27年度の調査によると、

動物病院の初診料で最も多い価格帯は1,000円~1,999円。
動物病院の再診料で最も多い価格帯は500円~999円。
加えて、
内服薬の調剤料金として最も多い価格帯は1~499円。
でした。

ざっくり平均値で考えると初診の場合、
初診料((1,000+1,999)/2)+調剤料((1+499)/2)=約1,750円
再診の場合、再診料((500+999)/2)+調剤料((1+499)/2)=約1,000円
となります。

ここにフルドロコルチゾンの代金が加わります。
フルドロコルチゾンを病院で処方すると1錠500~550円程度はかかります。(注:動物病院によって異なります。)
なので、フルドロコルチゾン1錠の代金を平均525円として、100錠分購入したとすると、
初診の場合、3,250+525×100=55,750円
再診の場合、2,500+525×100=55,000円
程度が費用として考えられます。

フルドロコルチゾンとしてフロリコットをオンラインストアで購入した場合、
100錠入り1箱6,630円程の金額で購入することが出来ます。
動物病院でフルドロコルチゾンを購入した場合との10倍ほどの開きがあります。
更にオンラインストアでは、まとめ買いで更に安く購入することが可能です。その場合は1箱あたり5,019円程の金額で購入できます

□気になる口コミ

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